2014年8月29日金曜日

パリ移住&外での授乳体験

前にも書いたけれど、南仏暮らしだったのが急きょおパリに引っ越しました。
といってもパリ郊外。アパート決めるときも引っ越しも、私臨月だったり出産直後だったりで何もかもできず、マが一人でしてくれました。

私はべべ太が1か月になるのを待って、一緒に着いてきてくれたマのママと一緒にTGVで上京。
電車の中でいい子にしてくれるだろうか、TGV遅れたりしやしないだろうか、とかの色々の不安は全部杞憂で、TGVはいつになく出発も到着も全く遅れなし、べべ太は最初の二時間は抱っこひもの中で寝て、後の二時間はずっと授乳で泣いたりもせずとてもいい子。念のため一等車とってあったので、席もゆったり快適でした。
リヨン駅着いたらマが車で待っててくれて、パリの夜の街を車で走り抜けて(シャンゼリゼとかも通っちゃった!)とってもテンションあがり、なんだかすてきなスタートをきれたかんじでしたっ。

そうそう授乳、私授乳ケープも持ってないしどうしようかと思ったけど、おかんさんがストールにボタンつけて簡易授乳ケープにしてくれたの+スリングで乗り切りました。
こっちって授乳ケープとか売ってるのかしら。
どうやらフランス女子は公衆の面前や男友達の前とかでもパイをぺろんと出しあげちゃう方もけっこういるらしく。。。(私は見たことないけどね!)そんなこと日本女子である私はやはりできませんですものっ

とはいいつつ、実は私まだトゥーロンにいるとき一度だけ外で授乳体験を。。
8月最初の週に私の誕生日があったのだけど、マももうパリ行っちゃってたしはっきり言って自分の誕生日今年はどうだっていいやーとか思っていたら、マのママからヘッドスパのプレゼント!べべ預かっててあげるからこれでリフレッシュしてきてね、となんともやさしきお言葉(じーん)。
まぁ私がずっと身だしなみも気にせずぼろぼろ、髪はぼさぼさだったからかも笑
というわけで、フランスの美容院でのヘッドスパ体験してきました。簡単にいうと、日本の美容院の質を求めてはいけないっていう。。マッサージとかはリラックスできて髪にぬってくれたクリームもとても質がよさそうだったけれど、髪とかすときとかけっこうずっと痛かったし、一番物申したいのはシャンプー台。こっちのシャンプー台って日本みたいにリクライニングじゃなくて、ちょっと後ろにたおれた椅子みたいなの。だから終わった時は首とか肩がかなり痛くなっててその前のマッサージが台無しでしたよ。
まぁでも終わったあとはひさっびさに髪もつるつるになってて気分はあがりました。
そして最後のドライヤーのときにマのママがベベ太を連れてやってきたのだけど、私を見たベベ太が何だか物ほしそうにしだしたので、担当してくれた美容師さん(女性)がよかったら授乳してね、私はまったく気にしないから、とのことで、髪をセットされながらのパイ出し授乳at美容院。ヘッドスパは二階で、カーテンみたいなのを引っ張ってくれて他には誰にも見えないようにしてくれました。
日本じゃありえないでしょう。
出産してから家ではけっこう上半身裸族状態でパイを見せるのに抵抗がどんどんなくなっている私。。P家の女子は基本ノーブラ、昔は裸で家をうろうろしていたとかいないとか、とにかくそういうとこ全く気にしないかんじだったので。。どんどんP家化してるねってとマもうれしそう(?)

話が脱線したけど、とにかくこんなかんじでパリ在住(あ、郊外だった)になりました。
今はとてもじゃないけどパリに行けるかんじではないけれど、べべ太がもっと大きくなったらパリデビューwithベビーしたいなぁ。
そんな日を夢見て、今日も授乳にはげみます。。

パリっ子になったよ

2014年8月27日水曜日

出産後の入院レポ

さてさて、出産してからちょうど一か月半くらいたちます。
とにかく出産直後は色んなところの痛みにくわえてうわさに聞くマタニティブルーにもがっつりかかり、今までの人生で一番と言ってもいいくらい精神的、肉体的につらい時期だったかも。
世のお母さんたちはみなこれを乗り越えてるのだから、すごい。もちろん人によりつらさは千差万別と思うけど。

私の場合一番つらかったのは入院中かなぁ。
とにかく出産のときの痛みは言っても一瞬だけども、産後の痛みは長丁場&子育てもはじまるものね。ここのところの大変さを、私ぜんっぜんわかってなかった。

入院中は個室だったのが何より。部屋にトイレとシャワーも簡単なものだけどついてた。
そして完全母子同室でした。私産んでから退院するまでひと時も離れなかったよ。

入院中はこんなベッドに

ごはんは全然期待してなかったけど、期待してなくてよかったってレベル。
見た目的にも食欲そそられないものが多かったかなー
おかんさんにおにぎりつくってきてもらったり、マのママがおいしいパンと手作りのタプナード(オリーブのペースト)持ってきてくれたりしたのがありがたかった。


この肉はいけてなかった、、、
この日は味は悪くなかった。
ラタトゥユとかフランスっぽい

毎回ごはんについてくる紙に、
よくみるとハイパーカロリーな食事って書いてある・・・ん?

痛みどめ等
毎日薬づけ

入院中毎日黄疸の数値を調べるのだけど、その数値がずっと高く、そのせいかおっぱいもなかなかちゃんと吸えず、体重一気に8%くらい減って心配な日々でした。最終的に少しだけ哺乳瓶も。
こんな哺乳瓶

その黄疸のせいで入院一日のびたりして、とにかく早く家に帰りたかった私は泣いてマに早く帰りたいよーと訴えたり。←完全マタニティブルー
出産ですでに二日連続徹夜してからの怒涛の子育て(夜寝れない、あちこち痛い、何もかもわからないことだらけ、助産婦さんみんな違うこと言う)で疲れ果ててました。
今思えば一晩くらい預かってもらって自分の寝る日をつくればよかったかも。

帰る日
これをこのままベビーカーに設置して0か月から使える
車にも設置可能


こんなかんじで、あんまりいい思い出はない入院生活でしたが、でも助産婦さんたちも、二人くらいの例外を除けばいい人ばかりだったし、フランスでの入院体験そこまで悪くもなかったかも。なんてったってすべて無料ですから、ごはんも期待してはいけないってものです。(あーでも日本の入院中のごはんはとってもヘルシーでおいしそうでやっぱりうらやましい)

2014年8月25日月曜日

出産ご報告

もうほんとにいまさら感満載なのですが、こちらでもご報告。

7月11日午前11時20分に、無事男児一名を出産しました。
結局フランスの予定日より一日遅れ。
これがめずらしいことなのかどうかわからないけど、とにかく日本の予定日(フランスより一週間前)あたりに産まれると信じ切っていた私にはとても遅く感じられました。
引っ越しなどひかえていたこともあって、なるべく早く産んだほうが色々都合がよかったせいもあり。でも赤ん坊は赤ん坊の都合で産まれてくるのよね。今となってみればそれはよくわかります。。

簡単に記録をば。

はじまりは9日の夜。夕ご飯の時間あたりから、ん?これは。。。?みたいな痛みが下腹部に。
全然がまんできるくらいだけど、一応規則的。はじめてだし陣痛ってどんなものか確証がもてず、でも予定日前日だし、ということで、誰かさんのためにサッカーの試合が終わるのを待ち夜中一時過ぎに病院へ。
着き次第みてもらって、たしかに陣痛だと言われるも子宮口が全然開いてないということで、助産婦さんによる刺激(かなり痛い)&夜中ひたすら病院内を動き回る&バランスボールにのるってのを明け方までやるも、結局三センチしか開かず、しかもそこからまったく開く気配もなく明け方には陣痛すら遠のく始末

結局10日昼ごろ家にいったん帰ることに。家でもバランスボール乗ってみたりスクワットしたり色々するも陣痛は遠のいてしまっていたので、その夜はもう寝る気まんまんでいたら夜7時ごろ、今度は前夜よりはっきりした痛みをかんじるように。。(内心はしまった、今夜も寝れないかもの気持ちでいっぱい。。)痛みがおさまってる時をねらって車で病院へ。着いたときにはけっこう痛くてよろよろしながら受付行ったら車いすまで用意される。
こんなに痛いんだから子宮口も開いてるにちがいない、今すぐ麻酔を!って気持ちでいっぱいだったのに、なんときのうからまったく変わらずこれではまだ打てないと言われ、うそでしょー!の気持ちでいっぱい。とにかく待つしかないのでひたすらベッドの上でがまん、ここからが長かった。。たぶん5,6時間?ひたすら痛みの波との戦い。頻繁に押し寄せてくるのでもう何分間隔か不明。モルヒネも打たれて(日本では打ったりするのかな?)でも全然痛いまま。隣に一応マもいるけど、何もできないし、マも前日一緒に徹夜したせいで疲れて眠そう。
今思えば、この苦しんでるときにベッドに横になってないで別の姿勢でいたらもう少しやり過ごせたのではと。なぜなら、ようやく子宮口がひらき麻酔うてますってなって別の部屋に移動するってなり、麻酔打つために座る姿勢にさせられたら何だか痛みがだいぶましになったのです。
麻酔中絶対動いちゃダメっていわれてそれをけっこうドキドキしてたのだけど、全然動かずがまんできた。
麻酔うったらあれよあれよというまに痛みは遠のき今までの痛さがうそのよう。本当に、硬膜外麻酔ってすごい!
そのあとなかなか勝手に破水しないのでたぶん人工破水?してもらい、羊水の量に驚かれつつ、もう痛くないので余裕なかんじでその時が来るのを待つ。なんだかその日は出産ラッシュ日だったみたいで、赤ちゃんを取り出してくれる助産師さんが来るも(母親学級で説明してくれてた人だった!まったく初対面じゃないからなんかうれしかったわ)、私の安定ぶりをみて、「ちょっと双子出産であなたより急を要してる人がいるから、そちら終わってから来るわね!」と1、2時間ほどほっとかれるけど痛くないから「はーい」ってかんじ。
そしてようやく彼女がきて、たぶん5回くらいいきんで、赤ちゃん大丈夫かしらって思いもうどうなってもどこがさけてもいい!って思ってがんばっていきんで、ようやく産まれてきてくれました。
無痛かかってるから陣痛の波もなかなか感じ取れなくて難しく、でも出てくるあの瞬間の感覚ははっきりとわかりました。あの感覚、とにかくほっとしたあの気持ち、忘れられなそう。
私泣くんじゃないかって思ってたけど、目にうっすら涙、くらいでとどまりました。



無事に産まれてきてくれてありがとう。
これから末永くおつきあい、よろしくね。